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今日は「はなれわざ」(クリスチアナ・ブランド著)を読み終えたのでその感想を書きます。

はなれわざストーリーはというと・・・。

スコットランド・ヤードのコックリル警部は休暇でイタリアのツアー旅行の1人として参加し、物語はそのツアーの飛行機が空港に到着すると所から始まります。



このツアーに参加しているメンバーは


 ○ コックリル警部
 ○ 女性作家のルーリー
 ○ 服飾デザイナーのセシル
 ○ 孤独な女性レイン
 ○ 片腕を事故で失った元ピアニストのレオ
 ○ 彼の妻ヘレン
 ○ 金持ちの独身女性トラップ
 ○ その旅行ツアーのガイドのフェルナンド


の合計8人。

ツアーのメンバー達はイタリアの海の孤島であるサン・ホアン島のベロマーレ・ホテルに宿泊します。(島の中は一応、独立国の様な体裁を整えています)

そのホテルの側の海岸で皆が海水浴や日光浴をした後ホテルに戻るのですがミス・レインの姿が見当たりません。
先に自分の部屋に戻ったのかもと思ったツアーのメンバー達が彼女の部屋に入ると、ベッドには胸に短剣が刺さり仰向けに横たわるレインの死体が・・・。

その後彼女の手帳が見つかるのですが、そこにはツアーメンバーの名前やそのメンバーの特徴や細かな行動さらには何故か金額が記されていました。
彼女はそれらを元に誰かを脅迫しようとしていた可能性が出て来ます。

はたしてツアー客の中に犯人は存在するのか・・・。
この作品は「招かれざる客たちのビュッフェ」という短編集で有名なクリスチアナ・ブランドが1955年に書いた長編ミステリーです。
彼女が女性作家である事や舞台が異国の地の旅先で起こる殺人である事からアガサ・クリスティの作品を彷彿とさせます。
また登場人物のキャラクターがそれぞれの職業や性格からキッチリと描き分けられてるので海外の作品が苦手な方にも読み易いのではないかなぁと思います。

謎解きの方は海水浴をしていた時のそれぞれの人物のアリバイや、動機も脅迫だけでなく男女の恋愛のもつれやある人物が実は殺されたレインと深い関わり持っていた事がわかり、その度に犯人らしき人物は二転三転していきます。
それぞれの会話や行動に巧みに伏線が張り巡らせているのも見事です。

ストーリーはその後もう1つの殺人未遂事件が発生し、さらにツアー・メンバーの1人が現地の警察に逮捕されるという事態に発展して行きます。
そしてある事からコックリル警部は犯人が誰なのかに気付きます。
ところがツアーの最終日に更なる悲劇が・・・。
そしてツアー一行が旅を終え飛行機でイギリスの空港に戻ると更なる「どんでん返し」が待っています。

アガサ・クリスティの作品や最後に意外な結末が待っているミステリーが好きな方には読んで損は無い作品だと思いました。

なおこの本の解説は恩田陸さんが書いていて、その解説によるとこの本に登場するサン・ホアン島は実在せず架空の島なんだそうです。

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