FC2ブログ

Preproduction Prototype

A contented man is always rich.(知足安分)

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--.--.-- --. | スポンサー広告 | トラックバック(-) | コメント(-) |
夜歩く小説のタイトルが「夜歩く」となれば、日本の横溝正史さんよりも海外の大御所ジョン・ディクスン・カーの方がやはり有名です。
カーは不可能犯罪を主にした作品を多く書かれていて、その中でも密室物を多く手がけた事でも有名な作家さんです。
カーの作品の中に出てくる探偵と言えば、ギデオン・フィル博士とヘンリー・メリヴェール卿になるでしょう。でも、カーの作品の最初の頃はアンリ・バンコランという探偵が登場していました。
フィル博士とメリヴェール卿は大柄でとっても太っていて豪快なイメージなのですが、この「夜歩く」に登場するバンコランは太ってはいなくてシャープで繊細なイメージの探偵さんです。

私はカーの小説の中ではフィル博士とメリヴェール卿が登場する物ばかりを読んでいたのですが、3年ほど前、とある古本屋を覗いているとこの本を見つけたのでした。
丁度帰りの電車で読む本が無かったので買ったのを覚えています。

この本はカーの出した長編第一作目です。そして内容はカーの真骨頂、不可能犯罪です。
探偵のバンコラン達の見張っていた部屋に一人の人物が入ります。
その後バンコラン達がその部屋に入るとその人物が殺されています。
犯人はバンコラン達がいる前でどのようにその部屋に入り、どのようにその部屋を出て行ったのか・・・これがこの小説の大きな謎となります。
この小説が私の中でなぜ印象深く残っているのかといいますと、半年ほど前、図書館で一冊の本を借りて読んだことがきっかけです。
その借りた本はジョン・ディクスン・カーの「グラン・ギニョール」(翔泳社)です。
ここまで書けばミステリー通の方ならわかると思いますが、「グラン・ギニョール」を半分ほど読んだところで私はこのストーリーを前に読んだことに気付きました。そしてそれが「夜歩く」であることに気付き本棚から「夜歩く」を引っ張り出してもう一度読むはめになりました。
そう、カーはもともと中編の「グラン・ギニョール」を書いていて、それをもとに長編「夜歩く」を書いていたのでした。

ということで、私にはカーの「夜歩く」印象深い作品となったのでした。
もし、「夜歩く」をもう読んでいる方は一度「グラン・ギニョール」を読んでみて下さい。
「夜歩く」とどこがどう違うのか、確認しながら読むのもなかなか面白いものですよ・・・
スポンサーサイト












管理者にだけ表示

トラックバックURL↓
http://poketashtray.blog88.fc2.com/tb.php/40-7fb12c2d

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。