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謎のクィン氏京極夏彦さんの京極堂シリーズにはスーパー探偵榎木津が登場しますが、アガサ・クリスティの小説の中にも榎木津に負けない位のスーパー探偵が登場する作品があります。それが「謎のクィン氏」です。

クリスティの小説にはエルキュール・ポアロとミス・マープルという大変有名な探偵がいますが、この探偵ハーリ・クィン氏はクリスティの作品の中ではとてもマイナーですが、あまりにも風変わりな探偵な為、私には強く印象に残っています。

小説「謎のクィン氏」は短編集です。その全てに男女のロマンスが絡んでいます。
何故この小説の探偵クィン氏が風変わりかというと、実際にはクィン氏が事件を解決するのではありません。実はこの小説にはもう一人シャーロックホームズの作品であればワトソン役になるサタースウェイト氏が登場し、この人が事件を解決します。クィン氏はただ事件の解決の糸口を語るのみです。
ほとんどの場合で先に事件に関わるのはサタースウェイト氏です。クィン氏は偶然そこに現れます。そしてクィン氏はサタースウェイト氏に助言を与えサタースウェイト氏が事件を解決すると、いつのまにかその場から退場しているのです。
この「謎のクィン氏」は1930年にクリスティが40歳の時に発表した小説です。
この小説のほとんどが過去に起こった未解決の事件、あるいは解決されていてもその真相に納得がいかない事件を、現在その時関わった人物達がその事件を振り返る形で展開していきます。
この小説の中でも語られますが、昔の事件であっても時間を置いて当時の関係者達が客観的な目で事件を捉えることが出来るようになってからこそ、事件の本当の真実が見えてくるというのがこのミステリーの事件解決のポイントとなっています。
晩年、クリスティの作品はポアロ物であってもマープル物であっても過去に起こった未解決の事件を10年以上の歳月が流れたあと、その事件を調査し解決するというパターンの小説を何本も書いています。

「謎のクィン氏」の最後の短編でクィン氏の謎の一端が明らかになります。いったいこのクィン氏とは何者なのか?それは皆さんが読んでみて考えてみて下さい・・・

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