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ロートレック荘事件明日から深田恭子さん主演の「富豪刑事デラックス」がテレビで始まるので、今日はこの「富豪刑事」の原作の小説を書いた筒井康隆さんのミステリーの作品について書こうと思います。
といっても「富豪刑事」の方ではなくて「ロートレック荘事件」です。

筒井さんといえば、やはりSF小説の作家さんというイメージが強いと思います。
特に「七瀬ふたたび」はテレビでドラマ化されましたし、この小説は読んだ方も多いと思います。
でも筒井さんはSF小説だけではなくて、ブラックユーモアの小説も沢山出していますし、エッセイも沢山書いています。(筒井さんの書くエッセイはとっても辛口です)
そんな筒井さんが書くミステリーですからなかなか一筋縄であるはずがありません。

「富豪刑事」は、設定は大金持ちの刑事という形をとっていますが、実際の中身はアリバイトリックや殺人方法のトリックはとてもオーソドックスな本格ミステリーの形をとっていました。(小説の主人公はテレビと違って女性でなく男性です)
ですが「ロートレック荘事件」は本格は本格でもミステリーとしてはかなりの変化球の小説です。

ストーリーはというと・・・
ロートレック荘に青年達が招かれます。
そのロートレック荘には3人の美女がいます。
恋愛感情が色々ともつれる中、その美女達が次々と殺されていく・・・
犯人はいったい誰なのか・・・

<ここから少しネタバレしているので注意>
この小説でのもっとも大きなトリックはミス・ディレクションと呼ばれるものです。
普通のミステリーでも犯人をわからなくする為に色々な方法をとっているのですが、この方法は書かれている文章そのものが大きなトリックになっているのです。
あまり詳しく書くとこれから読む人の楽しみが減ってしまうのかもしれないのですが、まだ読んでいない人がもしこの小説を読む場合は注意深く文章を読んでいくことをお勧めします。
このトリックは日本語の表現の曖昧さのなせる技だと思います。

この小説は1990年に出版されました。
私が読んだのはそれから4,5年後でしたが、どこでどうミス・ディレクションを起こしてしまうのか何度も読み直したことを覚えています。
最近の新本格の方達もこの手法のトリックを色々取り入れたミステリー小説を書かれています。

筒井さんは小説だけでなく最近は舞台やテレビで役者としても活躍しています。
(前回のテレビの富豪刑事では深田恭子さんの大金持ちの祖父の宿敵役で出演されていました)

筒井さんは「富豪刑事」「ロートレック荘事件」の他にもう1冊「フェミニズム殺人事件」というミステリーを書いているそうです。(筒井さんの書いたミステリーはこの3冊だけのようです)
私はまだ「フェミニズム殺人事件」は読んでいないので、時間があれば今度読んでみようかなと思っています・・・

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