Preproduction Prototype

A contented man is always rich.(知足安分)

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2008.08.29 Fri. | | トラックバック(-) | コメント(-) |
アシッド映画館−2007年6月9日の放送内容をまとめてみました。

<Opening>
全米では「スパイダーマン」「パイレーツ・オブ・カリビアン」「シュレック」それぞれのシリーズ3作目が次々公開されて盛り上がる中いよいよオーシャンズシリーズの3作目「オーシャンズ13」が公開されます。
今週はアメリカのロサンゼルスで「オーシャンズ13」のプレミアが行われました。
またプレミアの前に「オーシャンズ」が殿堂入りを果たしメンバーの手形押しのセレモニーが行われたそうです。
鳥居さんが「それってロスにあるスター達がいつも手形を押す所?」と尋ねるとその記事には場所が書いていないらしく平野さんも「『ウォーク・オブ・フェーム』ともう一ヵ所あるんやけどどちらかわからない」と答えていました。
(実際にはウォーク・オブ・フェーム(Walk of Fame)では無くハリウッドのグローマンズ・チャイニーズ・シアター(Grauman’s Chinese Theatre)に手形と足形を刻んだようです)プレミアはロサンゼルスの大通りをクローズしてそこに観覧席を作り沢山のお客さんが来る形で行われ、ジョージ・クルーニーやブラット・ピットやマット・デイモンなど主要キャストが揃う中、そのプレミアで俳優陣が勝手に来日を発表したというのもニュースになりました。
「現時点で来日のスケジュールは調整中です」というのが日本側の説明だったので、それを聞いていた日本側の取材陣もそんなもんなんかなぁと思っていたら、プレミアが盛り上がったせいなのか「7月に来日するよ。また日本に行くよ」と言って公式発表を映画会社側がする前に俳優が宣言してしまい関係者を慌てさせました。
さらに「次の作品(オーシャンズ14)では日本を舞台にするよ」という発言まで飛び出したようです。
実は前回の「オーシャンズ12」の公開で日本に来日した時も「今度は東京を舞台にするよ、出来たらいいねぇ」と言っていたそうです。
「何回目やねん、この発言!(笑)」と平野さんが思わず叫んだので鳥居さんは「いやいや、日本の観客の注目を集めますやん」とフォローするのですが「リップサービスにもほどがあると思いませんか!(笑)」と平野さんはお怒りのご様子。
平野さんはこのオーシャンズシリーズは俳優仲間や友達の慰安旅行・観光旅行で、何ヶ月もロケを使って遊べるから「今度日本でなら寿司とか天ぷらを食べてそれを映画にすればいいじゃないか(笑)」という考えでこんなプロデューサー的発言をしていると考えているようでした。
鳥居さんも「でも脚本難しいやろ。どうして日本に来る必然性があるねん。これが分からん・・・」と頭を傾げるのでした。
ブラット・ピットも「日本でやりたいよ」と言ったそうです。
アンディ・ガルシアはこれまでは敵役だったのですが、今回は自分のホテルがアル・パチーノ率いる新興勢力に追いつめられる為オーシャンズに力を貸すという設定なんだそうです。
そんなアンディ・ガルシアも日本を舞台にする続編には興味を示していて、また彼は「ブラックレイン」で大阪にやって来ているので、「日本には高倉健や松田優作のような素晴らしい俳優が一杯いるので日本で撮るのはグレートだ、あれ以来日本に行ってないので是非行きたい」と発言したそうです。
しかし業界では「また今度行こな」「今度あれしようや」「あそこ行こうや」と言いつつ何年行っていないのか、実現した例無し(笑)。
「確かにこの数年間で日本に対する注目度が上がって来ていて、野球や食文化や俳優のハリウッド進出であったり日本の要素が向こうに受け入れられ向かうでも話題になっているので、昔に比べると日本を舞台にやりやすくなって来ている・実現の可能性は高くなってると思いますが・・・」と平野さんは一応日本での可能性を示唆しますが、鳥居さんは「やっぱり設定が無理やろ。日本の何処でオーシャンズのメンバーが騙し合いをする?(笑)」と完全否定。
すると平野さんから「消えた年金を奪いに行くというのはどうですか?(笑)日本ではよう分からん年金が浮いとるらしいで。それを狙いに行けオーシャンズで!(笑)」
この舞台設定には「日本人全部を敵に回す。絶対あかんやろ(笑)」と鳥居さん。
自分で提案した平野さんも「日本で上映禁止、国がさせへん」(笑)
でも平野さんはこの思い付きが気に入ったらしく「消えた年金を奪ったオーシャンズが年金手帳を持って来た人にお金を配るというのはどう?金持ちからお金奪って屋根の上から小判を撒く、昔のねずみ小僧みたいなもんです(笑)」とさらに企画を進めるのですが、鳥居さんから「金持ちからお金奪ってない!元々私達が収めたお金や!(笑)」と否定されるのでした。
しかし平野さんは「という事はねずみ小僧のパターンでオーシャンズをやってくれたら15ぐらいまでには日本で実現出来るのでは・・・そういうシノプシスを書いてワーナーに送っとこかな。それで僕もハリウッド進出(笑)」と企画を暖めるのでした。
鳥居さんは今回の「オーシャンズ13」にはアル・パチーノが出るので期待しているんだそうです。
ジュリア・ロバーツは今回のメンバーから外れていてエレン・バーキンが参加。
より男性色が強くなっている「オーシャンズ13」だそうです。

なお今週からABCラジオは14Days(ジューシーデイズ)に入っていて、アシッド映画館も素晴らしい豪華商品を御用意しているんだとか・・・。
<New Cinema Liner>
300<スリーハンドレッド>「300<スリーハンドレッド>」
スター俳優が出ていない映画なのですがアメリカでの興行収入が2億ドルを突破しました。
決して安上がりの映画では無いのですが利益率の高さからいえば凄いという事で映画会社のワーナー・ブラザーズは大絶賛。
今週はこの映画のジャパンプレミアが行われたのですが、スタッフやキャスト全員が招待され完全にご褒美旅行の状態だったそうです。
平野さんは「俳優・監督・制作陣みんながやって来てますが取材を受けても殆どやる気ありません(笑)。みんな遊ぶ事だけ、買物して観光する事だけを念頭にやって来ております(笑)」と話すと鳥居さんは「いいん違います?こんなご褒美があれば次も頑張ろうという気になるじゃないですか」とご褒美旅行を肯定すると平野さんは「そこなんですよ。この映画もちゃんとした目標があれば燃えられるんだという事を言い現していて、その映画が大ヒットしご褒美旅行をしてまたやるぞ!と士気が上がる、という状態なんですよ(笑)」と話していました。
紀元前480年8月にテルモピュライの戦いがあった事が史実に残っているそうで、ペルシアがギリシアに進行、それをスパルタを中心とするギリシア連合軍がそれに立ち向かいます。
ポスターには300人対100万人と書かれていますが、平野さんの手元の資料によると歴史家ヘロトドスの書物には重装歩兵300人を中心に総勢5000人余りで戦い(援軍がいたそうです)、それに対してペルシア軍は200万人と記されいるそうです。
紀元前480年の話なので資料も少なく何処までがリアルで史実なのかというとわからないですがかなり想像の部分があると思われます。
ですから見る側も史実なんだろうけれども少しファンタジーのような世界観で見る事が出来るようです。
実はこの映画の戦闘シーンは肉弾戦で残酷な描写が多いのですが、平野さんはファンタジーのような世界観で見る心構えが出来ていたそうで、少し語弊はありますが戦闘シーンを楽しんで見る事が出来て物凄い戦闘シーンだなぁと感心したんだとか。
しかし残虐極まりないという意見も多い様でこの戦闘シーンを見てこれをどう捉えるかいう所で評価は真っ二つに分かれるようです。
鳥居さんも試写会で見た後、試写会の会場では意見が真っ二つに分かれていました。
女性の間では「血がいっぱい出て気持ち悪かった」「見てるだけで嫌悪感やった」という意見も結構出ていたそうです。
鳥居さんは「だからそういう映画の嫌いな方にとってはストーリーにも鼻から入って行けないんでしょうね。でも私はこの映画を見終わった後はとても清々しかったですね。なんて美しい300人なんだろうって」と話していました。
冒頭からスパルタという国家の状況が描かれます。
スパルタ教育という言葉もありますが、人間の子供をライオンの子供の様に戦塵の谷に突き落としてそこから這い上がって来た子供だけを育てる、その子供達は一流の戦士なんだというのが教育方針の国。
だから子供が7歳位になると母親から引き離され戦塵の谷の様な訓練に突き落とされ、成人式では山の中に放り込まれ猛獣と戦い、そういう儀式を経て生き残った者達だけが立派な戦士として国家に君臨する事が出来るという世の中です。
映画の中で戦士300人達は「我々は決して無駄死にするんじゃ無い。我々が戦った事をこれから世界中に広め歴史に残してくれ、我々の志をすれば世界変える事が出来るんだ」と言うシーンがあるそうで、良い悪いは別にして本当に現代にまでスパルタという文化と歴史と言葉を残しました。
大群でやってくるペルシア軍に対し普通なら隷属しなければならないところを彼らは誇りの為に国を守る為に戦います。
しかもそれは無謀では無く彼らは天才戦士300人。
鳥居さんは「この300人が一丸となりありとあらゆる作戦を持って100万人に戦いを挑むんですよ。これがほんまに素晴らしいねん!」と絶賛。
また音響効果も抜群で平野さんはホールで見たのですが「スピーカー歪んでましたで(笑)」。
スパルタの戦士達がフォーメーションを組み盾で壁を作りペルシアの大群もを弓矢の大群も撥ね除けます。
この時「300人の1人でも心が乱れたらこのフォーメーションは崩れてしまう」というセリフが出て来るんだそうです。
迷いも不安も恐れも無い300人の戦士の気迫が100万人の大群を心理的に追いつめ、ペルシア軍は自分達の仲間が次々死ぬのを見て恐れ始めます。
スパルタの戦士達はこう言います。
「我々は本物の戦士だ。あいつらは寄せ集めで無理矢理戦わされている戦士だ。そんな奴等に負けるはずが無い!」
ペルシア軍のクセルクセス王は慌てて和平を求め「おまえらの素晴らしい戦いをわしも認める。だからわしの子分になれ。死ななくていい。隊長にしてやる。ペルシアの俗国になれ」
でもそれを断るとクセルクセス王は奥の手として象やサイ(笑)など奇想天外な作戦をいっぱい出してきます。(アジアは東洋の謎の集団だみたいな描き方をしているそうです)
それを全て撥ね除けていく300人の勇士達・・・。
原作はフランク・ミラーという人のグラフィック・ノベルでその原作に忠実な映画になっているそうです。
平野さんがメイキングを見ると殆どブルーバックで撮られていました。
また戦士達の腹筋が全員割れていて映画の為にみんな身体を作ってるのがわかるんだとか。
平野さんは「深夜の通販のビリー・ザ・ブートキャンプをやったんじゃないか(笑)いやあれを上回ってますよ。スリーハンドレッドエクササイズを出せば売れると思うわ(笑)」
ただ鳥居さんの話だと身体にメイクもして陰影をつけているそうです。
監督は平野さんお気に入りの映画「ドーン・オブ・ザ・デッド」を撮ったザック・スナイダー。
単純明解な映画なだけに下手をすると本当に単純な映画になってしまうのですが監督の緩急の使い分けの演出が素晴らしかったと誉めていました。

大日本人「大日本人」
公開までに一切の試写会が行われず平野さんは6月3日に鳥居さんは6月6日の水曜日に見て来たそうです。
鳥居さんが「レディス・デイだったので1000円で見られたんや」と喜んで言うと「調度いい位ですか?1000円で(笑)」と平野さんに問われ「ホントにそうでしたねぇ(笑)」と鳥居さんは答えるのでした。
そして平野さんのこの映画を見終わっての感想。
「腹が立って腹が立って仕方がありませんでした!(笑)スリーハンドレッドの300人になったつもりで画面に『ウォー』と突っ込んで行こうと思ったくらい(笑)」
実は平野さんは見ていて物凄く面白かったそうで、前半・中盤・後半と見て来て「この発想は面白い、やったんちゃうか?この映画!」と画面に釘付けだったのです、がしかし・・・「最後の終わらせ方はなんや、あれ!松本人志監督逃げたな(笑)」
平野さんは「多分松本さんはアイディアとしてこの発想でこういう映画を撮りたいというのを思いつき、それを撮っていくうちにこういう展開にして行こうというビジョンも出来た、でも大事なのはこれだけ風呂敷を広げたオチをどうするのかというのが『大日本人』の一番重要な所だと思う」と話しました。
ストーリーを簡単に説明すると松本さんは正義のヒーローなのですが、色々な現実やしがらみがあり皆から慕われるヒーローでは無くどちらかというと迷惑がられているヒーロー。
彼は先祖代々そのヒーローを家業とし伝統として何となく受け継いでやってきました。
ヒーロー物のパロディであり、日本が代々受け継いで来た伝統芸能など受け継いできた物へのアンチテーゼであり、老人問題も入ってるし、国際問題も入っていて、松本さんが見た今の日本というもの、いろんな問題が山積みになっている日本の現代社会を松本人志監督の目線でメスを入れています。
ただ平野さんは完璧にこれらのネタを繰って作られた構成・仕掛けを見せられた後、あのオチは逃げたとしか思えなかったんだそうです。
映画館ではあのオチで笑っている人もいたのですが平野さんは「何で笑うわけ、それは逃げやで。その逃げに対し『面白い』と笑うのはそれは違うやろ」と思ったそうです。
鳥居さんは「冷静に見て『このオチもう一つやな』って松っちゃんやったら気付くと思うのにな」と話しました。
平野さんはもともとは別のエンディングがあったんじゃないかとの推測も立てていました。
松本さんは最初に別のエンディングを撮ってそれをやってみると気に入らず、なんだか普通の映画になってしまったのでエンディングを変えたのではないかと・・・。
なんか後で付け足したと思えるような、それぐらい発想が飛び過ぎてる所があるそうです。
途中でマークが出て「ここからは実写でお楽しみ下さい」と映し出されます。
そのマーク以降が問題・・・。
この映画を見たアシッドリスナーから「テレビ番組でも良かったかも」というメールが届いたのですが、平野さんは「これはテレビでは出来ない」と話していました。
視聴率を争うテレビでは飽きられるとチャンネルを変えられてしまう為、色々な物を次から次へと注ぎ込まなければなりません。
しかし映画はそうでは無くて、お客さんはお金を払ってその上映時間はスクリーンの前にジッと座ってくれるし、画面に対してある程度我慢もしてくれるし、待ってくれるという空気があります。
この空気を利用して松本さんは上手く作っているそうです。
前半ドキュメンタリーの番組が「大日本人」を追いかけているという設定で松本さんが取材対象にされていて、そのインタビューに対して松本さんが答えていく様子でヒーローの悲哀や日本が今置かれている現状を浮かび上がらせる構造になっています。
非常に間を取った演出で、だから次何が出て来るんやろ?と思わせ、ずっと期待させるんだそうです。
でもこれがテレビだとすぐに他のチャンネルへ変えられてしまう・・・。
だから松本さんは映画でしか出来ない事にチャレンジしています。
この緊迫感は見事で客は釘付けになります。
そして釘付けにさせたら「バーン」と窓ガラスが割れるような仕掛けを入れてドキッとさせる上手さもあります。
「大日本人」は電力で巨大化する設定で、電変所という場所がありそこで彼は変身しなければなりません。
携帯電話に出動の連絡を受けると松本さんは原付に乗り電変所に向かいます。
その背中をカメラは自主映画っぽいのりでずっと追いかけて行く、ただひたすら追いかけて行く・・・。(ここの解説を聞いてて大泉洋さんの出てた番組「水曜どうでしょう」のカブでベトナムを走るシーンを思い浮かべてしまいました)
お客さんをある程度置き去りにしながら描きたい物を描くというスタンスが続き、その後にいったい何が待っているのか、来るぞ来るぞと思わせる演出で1時間40分映画は走り続けます。ここまでが素晴らしいのでだからこそ最後のオチに期待がかかります。
そして平野さんはこう言いました。
「松本監督は絶対作っているうちにその期待に耐えられなくなったんだと思います(笑)でないとあのエンディングにならない(笑)」
鳥居さん「映画じゃ無くても良かったのでは?」と質問すると平野さんは「そこは微妙なとこなんですよね」との答え。
それに対して鳥居さんは「DVDでも良かったんじゃないんですか?・・・」
最後に平野さんは「お笑いの芸人さんだからこそ出来たオチだし、お笑いの芸人さんだからこそやってしまったオチだと僕は思う。松本さんは8割しか映画監督に成りきれていなくて、残りの2割はタレントでありお笑いなんやというところがあのエンディングに繋がったのではないでしょうか。吉本興業さんに怒られる事覚悟でめちゃめちゃなこと言ってますけど・・・」と話していました。
鳥居さんが見た時は会場で「おしまい」が出た時みんなから「エッ」という声が上がったそうです。

<今日のサントラ>
「舞妓Haaaan!!!」のサントラから。
グループ魂に柴崎コウさんが加わった主題歌がよく流れていますが、平野さんはミュージカルシーンで劇中に流れるこの歌が素晴らしかったそうです。
公彦&夢川オールスターズ(阿部サダヲさん・真矢みきさん等)の「一見さん」が流れました。

Watch with Me〜卒業写真〜「Watch with Me〜卒業写真〜 」
ハイファイ・セットが歌う卒業写真が主題歌。
学校を卒業していく事がテーマではなく、この映画のテーマは難病物です。
最近そういう映画が多いので平野さんは見る前は「ちょっと重いなぁ」と気が進まなかった部分もあったのですが、見てみるとそういう映画とはちょっとひと味違うそうです。
主人公は上野和馬というカメラマンで癌を宣告されて余命幾ばくも無いという状態。
その彼が故郷に戻って奥さんと同級生に囲まれて治療を続けながら最後の瞬間を向かえようとするお話。
主人公のカメラマンを演じるのは津田寛治さん、妻を演じるには羽田美智子さん。
病気で故郷に帰ってホスピスでの懸命な治療そして精神的にどうすれば楽になるのか。
そのあたりは忠実なリサーチによってリアルに描かれています。
死んで行く事がわかっているが故に辛い気持ちで見るんやろなぁと思っていたら、以外と明るく描かれていて死をテーマにしながら生をテーマにしているそういう映画だそうです。
この後津田寛治さんへのインタビューが流れました。
平野さんから「病気をテーマにした映画は感動や悲しみに持っていかれがちでしょうけど・・・」という質問に対して津田さんは
「監督や皆そうだったんですが決してお涙頂戴の映画を撮ろうという気はなくて、みんなが見終わった後に『う〜ん・・・これは』と考えてしまうような映画があってもいいかなって。というのは死という物を従来の映画とは同じに捉えていなくて惜しまれて死んでゆく癌患者というよりは死ぬのはわかっているんだからどうやって彼を送り出そうか、そういう物語にしたいというのがあったので死を見つめる事イコール今の生を生きてゆくという事をリアルにやる事なんだというのが表現出来ればなぁと思いました」
平野さんが「病気をテーマにした映画は最近も幾つかありましたし、そういう中では現実という物を見据える捉えるスタンスがこの映画にはありました。最近日本映画が好調と言われる中でこういう映画もあるからこそいろんな映画に説得力が出て来るんだなぁと思いました」と感想を述べると津田さんは
「物凄くうれしいですね。ありがとうございます」
最後に平野さんは「津田さんは誠実な人柄なんかなと思いながら今日お会いするのを楽しみにしていたんですけど、実は僕悪い奴なんですよとか、そういうのは無いんですか(笑)」と質問。
それに対して津田さんは「いやいや、悪いですよ(笑)いい人ぶってるのが相当悪いなぁ(笑)」と答えていました。
実は前にアカデミー外国映画賞を取った「みなさん、さようなら」という映画も最後の死の瞬間を誰と迎えよう、どういう風に迎えようかという事をテーマにしていて、平野さんはこの映画と共通していると思ったそうです。
決して難病物で泣いて下さいというのとは違うところが素晴らしかったそうです。
ただこの映画を見ていて「どう乗っていけばいいのか」と悩む部分があったとか。
仕事も辞めて看病をする献身的な奥さんに対し、主人公は自分の思い出に浸りたい言って同級生に囲まれて初恋の思い出を回想し、もう一度初恋のあの子に会いたいと言いだします。
それに対して奥さんは「私はこんなに一生懸命尽くしてるのに他の女性のことを考えてるの」と他のストレスもありますが怒りが爆発。
ここが妙にリアルなんだけれども、これって笑っていいのか感動していいのかどうか平野さんは悩んだそうです。
鳥居さんから「原作あるんですか」との質問。
平野さんは「この映画の原作は無く色々リサーチした中で出来たオリジナルです。ルポタージュや現実のホスピスの様子とか参考にした物はいっぱいあると思われます」と答えていました。
最後に平野さんは「この映画は誠実さがあり無理矢理な映画ではありませんでした。規模は小さいけど少し変わった映画として注目していただきたいですね」とコメントしていました。

<Ending>
まず「シュレック」シリーズ第5作で完結というニュース。
これに対し鳥居さんは「まだ後2作もあるんや(笑)」
平野さんも「もう話作りよう無いで(笑)」
大ヒットしてるおいしいシリーズなので「次がラストです」と言わず「5まで作る」と言うのが凄いと思うニュースでした。
次はフロリダのユニバーサルスタジオに「ハリー・ポッター」のアトラクションが登場するというニュース。
「ユニバーサルの映画でも何でもないやん(笑)」と平野さんは突っ込んでいました。
一時期ワーナーがテーマパークを作ったのですが閉園。
テーマパークを作る程映画が無かった!(笑)というのが理由だそうです。
映画会社の枠を越えて出来る「ハリー・ポッター」のアトラクションは映画の美術スタッフが協力して原作や映画に忠実なセットが再現されるようです。
最後は20世紀FOXが「タイタニック」のスタジオを売却というニュース。
「タイタニック」が大ヒットしたおかげでテーマパークのようになって観光名所になっていました。
今後そんな大掛かりなセットで撮られる映画は無さそうだという事で売却なんだそうです。
「今はCGで出来てしまうのでわざわざ大きいセットを作る時代では無くなったという事でしょう」と平野さんが話すと鳥居さんは「でも実物の迫力ってホントあるねんけどねぇ」と少し寂しそうでした。

今週のプレゼント
「ダイハード4.0」の試写会6月19日(火)夜6時半から厚生年金会館芸術ホール5組10名様
そして14Days恒例のプレゼント
お好きなDVDソフトを今週・来週合わせて10人の方へ

DVDソフトは平野さん自身が直接買いに行くので、レコード店・CD店・量販店等で買えるソフト(廃盤でない物)でお願いしますとの事。
また一人あたり3000〜5000円の予算だそうで、最近は2枚で幾らとか2枚買うと1枚タダとか色々キャンペーンが行われいるので、それに合わせて予算の範囲内ならこれとこれを組み合わせて買って欲しいというのもOKだそうです。

メール有り難うございます。
アシッド映画館がきちんと聞けるのはうらやましいです。
こちらは雑音混じりで何とか聞ける感じです。
ここのところ多忙なこともあり、ラジオは録音してるけど聞けてない状態が続いてます。
最近の情報参考になります。
今後ともよろしくお願いします。

2007.06.18 10:35 URL | くふ #Egfw4BxE [ 編集 ]

くふさん、コメントありがとうございました。
アシッド映画館―2007年6月16日の放送内容をUPしました。
またよかったら覗いて見て下さい。

2007.06.20 06:47 URL | Ashtray #Gokmo282 [ 編集 ]













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2007.07.13 10:31 | 映画を考える