アシッド映画館−2007年5月19日の放送内容をまとめてみました。
<Opening>
「スパイダーマン3」の失速が非常に話題になっているようです。
全米で新記録を樹立し2週目も1位をキープ。
しかし落ち方は激しく今までのシリーズの中で1番悪い結果に終わるのではともっぱらの評判のようです。
映像は凄いのですがやはり中身がない・散漫であるという事が全世界的にも共通の意見なようで、平野さんは「アシッド映画館でも世界で多分最速で内容を紹介しましたがこの最速の意見が概ね間違いでは無かった」と思ったそうです。
それに追討ちをかけるようにジョージ・ルーカスが「くだらない、中身ない、ストーリーなんて無いじゃないか」と「スパイダーマン3」を批判したそうです。
自分がやっているILM(VFXを作製する会社)が「スパイダーマン3」に加わっていない為だとか(笑)。
これからこの「スパイダーマン3」を追撃するのが「パイレーツ・オブ・カリビアン」「シュレック」。
今年の初め洋画は冬の時代と言われていたのが今はプチプチバブルの状態でこれ程状況がコロコロ変わるのは映画業界かtotoかと言われているとか(笑)。
「千と千尋の神隠し」が公開された映画興行が頂点を極めた頃の再来になるかもしれないと言われているそうです。
そんな中ダークホースだと平野さんが思ったのは「レミーのおいしいレストラン」。
50分間のフッテイジ(footage:公開される前に関係者にこんな感じですよと見せるダイジェスト)を見た平野さんは鳥肌が立つ程面白かったんだとか。
この映画はディズニー・ピクサー製作のアニメ映画。
ピクサーは「カーズ」で少しケチが付いた形になっていましたがこの映画で「ニモ」の時のような輝きを取り戻すかもと平野さんは思ったそうです。
一部関係者の間ではアニメ史上に残る傑作が誕生したと言われているようです。
これらの夏映画の情報を網羅したイベントの「映画学概論」のチケットまだまだ余っているそうです。
「映画学概論」 日時:6月2日(土) 開場:午後2時 開演:午後3時
場所:大阪府立青少年会館文化ホール
(地下鉄中央線 森ノ宮駅2番出口から徒歩5分)
(もしくは JR環状線 森ノ宮駅から徒歩8分)
出演:平野秀朗・鳥居睦子
そして「サイキック青年団」でおなじみの竹内義和先生
全席指定 前売券:1200円 当日券:1500円
5月13日(日)より「チケットぴあ」にて発売中
(Pコード 609−525)
<Opening>
「スパイダーマン3」の失速が非常に話題になっているようです。
全米で新記録を樹立し2週目も1位をキープ。
しかし落ち方は激しく今までのシリーズの中で1番悪い結果に終わるのではともっぱらの評判のようです。
映像は凄いのですがやはり中身がない・散漫であるという事が全世界的にも共通の意見なようで、平野さんは「アシッド映画館でも世界で多分最速で内容を紹介しましたがこの最速の意見が概ね間違いでは無かった」と思ったそうです。
それに追討ちをかけるようにジョージ・ルーカスが「くだらない、中身ない、ストーリーなんて無いじゃないか」と「スパイダーマン3」を批判したそうです。
自分がやっているILM(VFXを作製する会社)が「スパイダーマン3」に加わっていない為だとか(笑)。
これからこの「スパイダーマン3」を追撃するのが「パイレーツ・オブ・カリビアン」「シュレック」。
今年の初め洋画は冬の時代と言われていたのが今はプチプチバブルの状態でこれ程状況がコロコロ変わるのは映画業界かtotoかと言われているとか(笑)。
「千と千尋の神隠し」が公開された映画興行が頂点を極めた頃の再来になるかもしれないと言われているそうです。
そんな中ダークホースだと平野さんが思ったのは「レミーのおいしいレストラン」。
50分間のフッテイジ(footage:公開される前に関係者にこんな感じですよと見せるダイジェスト)を見た平野さんは鳥肌が立つ程面白かったんだとか。
この映画はディズニー・ピクサー製作のアニメ映画。
ピクサーは「カーズ」で少しケチが付いた形になっていましたがこの映画で「ニモ」の時のような輝きを取り戻すかもと平野さんは思ったそうです。
一部関係者の間ではアニメ史上に残る傑作が誕生したと言われているようです。
これらの夏映画の情報を網羅したイベントの「映画学概論」のチケットまだまだ余っているそうです。
「映画学概論」 日時:6月2日(土) 開場:午後2時 開演:午後3時
場所:大阪府立青少年会館文化ホール
(地下鉄中央線 森ノ宮駅2番出口から徒歩5分)
(もしくは JR環状線 森ノ宮駅から徒歩8分)
出演:平野秀朗・鳥居睦子
そして「サイキック青年団」でおなじみの竹内義和先生
全席指定 前売券:1200円 当日券:1500円
5月13日(日)より「チケットぴあ」にて発売中
(Pコード 609−525)
<New Cinema Liner>
「パッチギ! LOVE&PEACE」
前作の「パッチギ!」は高い評価を受けており金曜日にはテレビの地上波でも放送されました。
なかなか今までは踏み込んで取扱わなかった日本人と朝鮮人の民族の問題を描いた作品で井筒監督の心の叫びが多くの人を感動させました。前作「パッチギ!」で儚くも心の強いたくましいヒロインを演じたのは沢尻エリカ。
彼女を巡り恋愛があり兄弟愛があり、民族の壁を越えて人を好きになれるかどうかというドラマがあり「パッチギ!」が沢尻エリカを、また逆に沢尻エリカが「パッチギ!」を輝かせました。この後沢尻エリカは一気にスターダムに伸し上がり大ブレイクしました。
平野さんは言いました。
「もう今、沢尻エリカはパッチギの原型を止めておりません。何処へ行ったんだ!パッチギの沢尻エリカは!」(笑)
平野さんはタイトルに「2」が入っていないので全く別の話なのかと思っていたら前作の続き・続編でした。
今回は沢尻エリカは出ていません。
前作の沢尻エリカが大きくなって中村ゆりが演じています。
平野さんは「井筒監督には申し訳ないけど、違和感バリバリですよ」とのコメント。
中村ゆりは沢尻エリカとは別の形でいい存在感を出しているので、前作の続きの話では無く全く別の話にして欲しかったと平野さんは思ったそうです。
前作から6年後中村ゆりと兄貴が京都から東京に出て来ます。
それはアンソンが息子の病気を直す為に東京の医者にかかる為でした。
舞台は東京に移り民族問題、JR(当時は国鉄)での格闘などいつもの「パッチギ」らしい部分もあるのですがキャスティングの違和感で平野さんは映画に入り込めなかったようです。
アンソンと友情が芽生え家族を支える国鉄職員に藤井隆が出演。
東北出身の設定で方言を使った芝居でこれがとても良いそうです。
藤井隆は役者としても上手いし華もあるなと思う反面、「パッチギ!」という映画は無名の役者さん達の見せるアンサンブルが見ている人達の心を揺さぶったのではないのか、そうするとテレビで顔をよく知られた藤井隆もキャスティングミスではないのかと平野さんは思ったそうです。
中村ゆり演じるキョンジャは東京に出て来て焼き肉屋さんのお店を手伝っているとそこで芸能スカウトに声をかけられ彼女はその事務所を尋ねます。
芸能界に入れば大金を手にする事が出来るかもしれない、彼女の甥っ子の病気を直す手伝いになるかもと思っての事でした。
そして彼女は芸能界で活躍しやがて1本の大作映画に出る事となります。
それは戦争映画のヒロイン役で「お国の為に死んで行きます」という若者を見送る女の子の役でした。
しかし彼女の中に流れている血が演技をする事を拒みます。
そして彼女はどんな行動をとるのか、仕上がった映画・戦争を美化したような映画がどんなメッセージをもたらすのか。
これが映画を見終わった時に「パッチギ! LOVE&PEACE」が、井筒監督が言いたかった事やりたかった事はこれだったのかということが分かるそうです。
この監督が言いたかった事が分かるまでに映画に入って行けるかのかが2作目の評価の分かれ目になるんではないかと平野さんは思ったそうです。
当時の世相を反映する小ネタもちりばめ「スプーン曲げ」「ブルースリーのヌンチャク」「仮面ライダーアマゾン」も出て来ます。
ただ監督が映画の最後で言いたかったメッセージは平野さんの考える「パッチギ」では無かった、だから別の映画にして欲しかったそうです。
平野さんは「パッチギ!」の1作目と同じく井筒監督の撮った「のど自慢」も大好きな映画なのですが、その続編ハワイに行った話で「のど自慢」が木っ端微塵になってしまったんだとか。
井筒監督にとって2作目というのは鬼門に当たるのではと平野さんは思ったそうです(笑)。
「主人公は僕だった」
平野さんはこの映画を見たのが1ヶ月以上前になるのですが何故か心に残る映画だそうです。
鳥居さんはいい映画だったという感想。
こんな映画だろうと少し先入観を持って見に行ったら全く違っていたそうです。
主演はウィル・フェレル。
平野さんは彼を「奥様は魔女」で初めて見て「なんでこんな地味な奴が主役やねん」と思ったんだとか。
でもアメリカでは彼の映画は沢山の人が入るそうで「サタデーナイトライブ」では史上最高のギャランティ獲得した大の人気者。
この映画の監督がキャスティングでウィル・フェレルに決めた理由として「何処にでもいるような男だ。奇妙な出来事に見舞われなければ一生何事も無いままに生きていく平凡な男に見えるからだ」とコメントしています。
平野さんは「これ褒めてるんですか?(笑)何なんですか彼の良さは?」と話していました。
ウィル・フェレルは税務署の職員。
彼は毎日同じ時間に起き同じ時間に歯を磨き同じ歩数で家からバス停まで歩く、仕事の内容も生き方も物差しで測ったような、何事も起こらず毎日が同じリズムで生きられる事だけが目的のような人物です。
そんな彼にある日突然自分の事を話している女性の声が聞こえて来ます。
それは自分に対するナレーション(ト書き)の声でした。
つまり天の声が聞こえて来て惑わされ振り回される、まるでその女性に自分が本の中の主人公のように扱われることとなります。
平野さんは「これ一歩間違えれば危ない人やで」と言っていましたが(笑)。
ある日彼女のナレーションがこう言います。
「その時彼は気付かなかった、知らなかった。その後彼に恐ろしい死が待っていようとは・・・」。
「えっ、俺って死ぬの?なんで?」というところから物語は展開して行きます。
この導入部が珠玉の出来・完成度だそうです。
監督は「チョコレート」やジョニー・デップが出ていた「ネバーランド」を撮ったマーク・フォースター。
重い映画だけでなく今回のようなコミカルな映画も出来るんだなぁと平野さんは思ったそうです。
鳥居さんはこの映画はコミカルなだけでなくその後に描かれる事はとてもいい話ですよと話していました。
平野さんは最初「こんな奴おらんで」と笑って見ていたのですがよく考えてみると自分自身も毎週月曜日に会議があり出かけるといつも同じ席に座っている。
自分も気付かないところで同じ事を繰り返していると思ったそうです。
鳥居さんは人生に於いて普通である事はとても大事で幸せな事なので人はそうなれればいいなぁと思って生きる、でもそこから何かにチャレンジする事があればもっと人生は楽しい、そしてこの映画の彼は天の声が聞こえた事から新しい人生を歩もうとすると話していました。
彼は天の声が聞こえるようになってから人生にチャレンジ精神を持って趣味や恋愛や仕事に取組んで行きます。
さらにこの天の声は誰なのか突き止めようとします。
そしてある日天の声と同じ女性の声がテレビから聞こえて来てこの天の声の女性は実在の人物である事を知ります。
その女性を演じるのはケネス・ブラナーの元嫁はん(笑)、エマ・トンプソン。
彼女は超売れっ子の作家で今書いている小説の主人公が何故かウィル・フェレル演じる主人公とリンクしているというファンタジーへと映画は移って行きます。
彼としては彼女の書く小説の結末を変えさせたい、彼女はこの小説の最高のエンディングを迎えさせる為に彼を殺さなければならない、その二人の攻めぎあいがこの映画を引っ張って行きます。
ここまで喋って平野さんはもう一度この映画を見たいと思ったそうです。
この映画にはダスティン・ホフマンやマギー・ギレンホールなどいい役者さんが沢山出ています。
ウィル・フェレルが査察に行くケーキ屋さんをマギー・ギレンホールが演じていて彼女が焼くマフィンとクッキーがとてもいいアイテムとして出て来るのですが、鳥居さんはそのマフィンがとても美味しく見えて食べたくなり映画を見終わった後速攻で買いに行ったそうです(笑)。
この映画は「マルコビッチの穴」のような空想的で飛んだ部分があるのですがスパイクジョーンズ的な気をてらった描き方をせず万人がついていけるような構成になっているそうです。
<今日のサントラ>
「スパイダーマン3」からシグナル・ファイア(スノウ・パトロール)が流れました。
「眉山−びざん−」
松嶋菜々子と宮本信子の共演。
現在もう公開されていてゴールデンウィーク以降大作が公開される中この手の日本映画は見逃されがちと思いきや、週末は大作の方に人が流れますが平日はずっと「眉山」が好位置をキープしていて平日でも常に一定の割合でお客様が来ているそうです。
歌手のさだまさしさんの原作。
地道に全国行脚のキャンペーンをした事も功を奏したようです。
最近の映画には反則技として子供物・動物物におかん物が加わったそうでこの「眉山」はおかん物です。
しかも悲しい結末が待っている、「泣かなしゃあない」(笑)。
泣ける・泣いた・感動したという事が人を呼んでいるようです。
しかし映画「東京タワー」はドラマなどの効果により話題になりましたが今一つ伸びていなくて同じ松竹としては「ゲゲゲの鬼太郎」の方が調子がいいんだとか(笑)。
2007年に入って泣かせる映画は過渡期に入ったのではないか、こういうジャンルの映画ばっかりというのもどうかと言われているようです。
鳥居さんは「眉山」を見てボロボロに泣いたのですが、「これは反則や。親が死ぬのだから。誰だって親に対して思いや体験がある。しかしこの映画はそれしかない。」と辛口のコメント。
鳥居さんは親子が何故こんなに反目しあっているのか全然分からなかったそうです。
前半失礼ながら「なんてたるい映画や」と思ったんだとか。
平野さんも「母親が身体が弱ったら見舞いに戻るのは当然やし、そして世話をしているうちに心が通じ合うのも当然や」と話しておりました。
鳥居さんは主人公にもお母さんにも感情移入出来なかったそうです。
平野さんは先日東京に行っていろんな代理店の人の話を聞いていると、今、企画開発部では泣ける本や題材を捜して来いと命令が出ているんだとか。
日本映画の泣かせ系はどこまで行くんでしょうか・・・。
<Ending>
セレブの影響力が大きいということからドリュー・バリモアが国連の親善大使になって学校の給食プログラムなどの啓蒙活動を世界的に広く行なっていくそうです。
平野さんはこの記事を見て昔ドラッグでむちゃくちゃだった人が変われば親善大使なれるんだなとしみじみ思ったそうです。
今週のプレゼント。
「君にしか聞こえない」大阪プレミア試写会 5月26日(土)
夕方4時より 御堂会館10組20名様
千里セルシーシアター 6月中有効の劇場招待券10組20様
「パッチギ! LOVE&PEACE」前作の「パッチギ!」は高い評価を受けており金曜日にはテレビの地上波でも放送されました。
なかなか今までは踏み込んで取扱わなかった日本人と朝鮮人の民族の問題を描いた作品で井筒監督の心の叫びが多くの人を感動させました。前作「パッチギ!」で儚くも心の強いたくましいヒロインを演じたのは沢尻エリカ。
彼女を巡り恋愛があり兄弟愛があり、民族の壁を越えて人を好きになれるかどうかというドラマがあり「パッチギ!」が沢尻エリカを、また逆に沢尻エリカが「パッチギ!」を輝かせました。この後沢尻エリカは一気にスターダムに伸し上がり大ブレイクしました。
平野さんは言いました。
「もう今、沢尻エリカはパッチギの原型を止めておりません。何処へ行ったんだ!パッチギの沢尻エリカは!」(笑)
平野さんはタイトルに「2」が入っていないので全く別の話なのかと思っていたら前作の続き・続編でした。
今回は沢尻エリカは出ていません。
前作の沢尻エリカが大きくなって中村ゆりが演じています。
平野さんは「井筒監督には申し訳ないけど、違和感バリバリですよ」とのコメント。
中村ゆりは沢尻エリカとは別の形でいい存在感を出しているので、前作の続きの話では無く全く別の話にして欲しかったと平野さんは思ったそうです。
前作から6年後中村ゆりと兄貴が京都から東京に出て来ます。
それはアンソンが息子の病気を直す為に東京の医者にかかる為でした。
舞台は東京に移り民族問題、JR(当時は国鉄)での格闘などいつもの「パッチギ」らしい部分もあるのですがキャスティングの違和感で平野さんは映画に入り込めなかったようです。
アンソンと友情が芽生え家族を支える国鉄職員に藤井隆が出演。
東北出身の設定で方言を使った芝居でこれがとても良いそうです。
藤井隆は役者としても上手いし華もあるなと思う反面、「パッチギ!」という映画は無名の役者さん達の見せるアンサンブルが見ている人達の心を揺さぶったのではないのか、そうするとテレビで顔をよく知られた藤井隆もキャスティングミスではないのかと平野さんは思ったそうです。
中村ゆり演じるキョンジャは東京に出て来て焼き肉屋さんのお店を手伝っているとそこで芸能スカウトに声をかけられ彼女はその事務所を尋ねます。
芸能界に入れば大金を手にする事が出来るかもしれない、彼女の甥っ子の病気を直す手伝いになるかもと思っての事でした。
そして彼女は芸能界で活躍しやがて1本の大作映画に出る事となります。
それは戦争映画のヒロイン役で「お国の為に死んで行きます」という若者を見送る女の子の役でした。
しかし彼女の中に流れている血が演技をする事を拒みます。
そして彼女はどんな行動をとるのか、仕上がった映画・戦争を美化したような映画がどんなメッセージをもたらすのか。
これが映画を見終わった時に「パッチギ! LOVE&PEACE」が、井筒監督が言いたかった事やりたかった事はこれだったのかということが分かるそうです。
この監督が言いたかった事が分かるまでに映画に入って行けるかのかが2作目の評価の分かれ目になるんではないかと平野さんは思ったそうです。
当時の世相を反映する小ネタもちりばめ「スプーン曲げ」「ブルースリーのヌンチャク」「仮面ライダーアマゾン」も出て来ます。
ただ監督が映画の最後で言いたかったメッセージは平野さんの考える「パッチギ」では無かった、だから別の映画にして欲しかったそうです。
平野さんは「パッチギ!」の1作目と同じく井筒監督の撮った「のど自慢」も大好きな映画なのですが、その続編ハワイに行った話で「のど自慢」が木っ端微塵になってしまったんだとか。
井筒監督にとって2作目というのは鬼門に当たるのではと平野さんは思ったそうです(笑)。
「主人公は僕だった」平野さんはこの映画を見たのが1ヶ月以上前になるのですが何故か心に残る映画だそうです。
鳥居さんはいい映画だったという感想。
こんな映画だろうと少し先入観を持って見に行ったら全く違っていたそうです。
主演はウィル・フェレル。
平野さんは彼を「奥様は魔女」で初めて見て「なんでこんな地味な奴が主役やねん」と思ったんだとか。
でもアメリカでは彼の映画は沢山の人が入るそうで「サタデーナイトライブ」では史上最高のギャランティ獲得した大の人気者。
この映画の監督がキャスティングでウィル・フェレルに決めた理由として「何処にでもいるような男だ。奇妙な出来事に見舞われなければ一生何事も無いままに生きていく平凡な男に見えるからだ」とコメントしています。
平野さんは「これ褒めてるんですか?(笑)何なんですか彼の良さは?」と話していました。
ウィル・フェレルは税務署の職員。
彼は毎日同じ時間に起き同じ時間に歯を磨き同じ歩数で家からバス停まで歩く、仕事の内容も生き方も物差しで測ったような、何事も起こらず毎日が同じリズムで生きられる事だけが目的のような人物です。
そんな彼にある日突然自分の事を話している女性の声が聞こえて来ます。
それは自分に対するナレーション(ト書き)の声でした。
つまり天の声が聞こえて来て惑わされ振り回される、まるでその女性に自分が本の中の主人公のように扱われることとなります。
平野さんは「これ一歩間違えれば危ない人やで」と言っていましたが(笑)。
ある日彼女のナレーションがこう言います。
「その時彼は気付かなかった、知らなかった。その後彼に恐ろしい死が待っていようとは・・・」。
「えっ、俺って死ぬの?なんで?」というところから物語は展開して行きます。
この導入部が珠玉の出来・完成度だそうです。
監督は「チョコレート」やジョニー・デップが出ていた「ネバーランド」を撮ったマーク・フォースター。
重い映画だけでなく今回のようなコミカルな映画も出来るんだなぁと平野さんは思ったそうです。
鳥居さんはこの映画はコミカルなだけでなくその後に描かれる事はとてもいい話ですよと話していました。
平野さんは最初「こんな奴おらんで」と笑って見ていたのですがよく考えてみると自分自身も毎週月曜日に会議があり出かけるといつも同じ席に座っている。
自分も気付かないところで同じ事を繰り返していると思ったそうです。
鳥居さんは人生に於いて普通である事はとても大事で幸せな事なので人はそうなれればいいなぁと思って生きる、でもそこから何かにチャレンジする事があればもっと人生は楽しい、そしてこの映画の彼は天の声が聞こえた事から新しい人生を歩もうとすると話していました。
彼は天の声が聞こえるようになってから人生にチャレンジ精神を持って趣味や恋愛や仕事に取組んで行きます。
さらにこの天の声は誰なのか突き止めようとします。
そしてある日天の声と同じ女性の声がテレビから聞こえて来てこの天の声の女性は実在の人物である事を知ります。
その女性を演じるのはケネス・ブラナーの元嫁はん(笑)、エマ・トンプソン。
彼女は超売れっ子の作家で今書いている小説の主人公が何故かウィル・フェレル演じる主人公とリンクしているというファンタジーへと映画は移って行きます。
彼としては彼女の書く小説の結末を変えさせたい、彼女はこの小説の最高のエンディングを迎えさせる為に彼を殺さなければならない、その二人の攻めぎあいがこの映画を引っ張って行きます。
ここまで喋って平野さんはもう一度この映画を見たいと思ったそうです。
この映画にはダスティン・ホフマンやマギー・ギレンホールなどいい役者さんが沢山出ています。
ウィル・フェレルが査察に行くケーキ屋さんをマギー・ギレンホールが演じていて彼女が焼くマフィンとクッキーがとてもいいアイテムとして出て来るのですが、鳥居さんはそのマフィンがとても美味しく見えて食べたくなり映画を見終わった後速攻で買いに行ったそうです(笑)。
この映画は「マルコビッチの穴」のような空想的で飛んだ部分があるのですがスパイクジョーンズ的な気をてらった描き方をせず万人がついていけるような構成になっているそうです。
<今日のサントラ>
「スパイダーマン3」からシグナル・ファイア(スノウ・パトロール)が流れました。
「眉山−びざん−」松嶋菜々子と宮本信子の共演。
現在もう公開されていてゴールデンウィーク以降大作が公開される中この手の日本映画は見逃されがちと思いきや、週末は大作の方に人が流れますが平日はずっと「眉山」が好位置をキープしていて平日でも常に一定の割合でお客様が来ているそうです。
歌手のさだまさしさんの原作。
地道に全国行脚のキャンペーンをした事も功を奏したようです。
最近の映画には反則技として子供物・動物物におかん物が加わったそうでこの「眉山」はおかん物です。
しかも悲しい結末が待っている、「泣かなしゃあない」(笑)。
泣ける・泣いた・感動したという事が人を呼んでいるようです。
しかし映画「東京タワー」はドラマなどの効果により話題になりましたが今一つ伸びていなくて同じ松竹としては「ゲゲゲの鬼太郎」の方が調子がいいんだとか(笑)。
2007年に入って泣かせる映画は過渡期に入ったのではないか、こういうジャンルの映画ばっかりというのもどうかと言われているようです。
鳥居さんは「眉山」を見てボロボロに泣いたのですが、「これは反則や。親が死ぬのだから。誰だって親に対して思いや体験がある。しかしこの映画はそれしかない。」と辛口のコメント。
鳥居さんは親子が何故こんなに反目しあっているのか全然分からなかったそうです。
前半失礼ながら「なんてたるい映画や」と思ったんだとか。
平野さんも「母親が身体が弱ったら見舞いに戻るのは当然やし、そして世話をしているうちに心が通じ合うのも当然や」と話しておりました。
鳥居さんは主人公にもお母さんにも感情移入出来なかったそうです。
平野さんは先日東京に行っていろんな代理店の人の話を聞いていると、今、企画開発部では泣ける本や題材を捜して来いと命令が出ているんだとか。
日本映画の泣かせ系はどこまで行くんでしょうか・・・。
<Ending>
セレブの影響力が大きいということからドリュー・バリモアが国連の親善大使になって学校の給食プログラムなどの啓蒙活動を世界的に広く行なっていくそうです。
平野さんはこの記事を見て昔ドラッグでむちゃくちゃだった人が変われば親善大使なれるんだなとしみじみ思ったそうです。
今週のプレゼント。
「君にしか聞こえない」大阪プレミア試写会 5月26日(土)
夕方4時より 御堂会館10組20名様
千里セルシーシアター 6月中有効の劇場招待券10組20様
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VFXについて
VFXVFX(ブイエフエックス)とは、Visual Effects(ビジュアル・エフェクツ)の略で、映画や特撮ドラマで現実には見ることのできない画面効果を実現するための技術のことを指す。視覚効果と訳されることもある。特に、撮影現場での効果やフィルム上の光学合成(オプチカル合
2007.05.31 22:36 | CGの基礎知識
